タワーウィング、流行の兆し、一転禁止

BMWザウバーが採用した、あの変てこ整流板…ルノーフェラーリも検討するとの事。テストではクビカが「意味わかんないし、効果も感じなかった」っていってたけど、結局レースで採用されていました。

んー、今まで前輪の起こす乱流って、ハイノーズでのスプリッタやバージボード、サイドポンツーン前部下部の整流等で対策していてけど、よく考えてみるとこれって全部、サイドポンツーン部以下の空力なんだよね。

既に形骸化したチムニーやBARやジョーダン型のサイドポンツーン前部のカナードでサイドポンツーン上部の流れをリヤウィングに効率よく当るように整流してたのをアシストするってのが目的な様な気がする。前輪前で一度整流して、その時に翼断面で流速を上げれれば前輪の起こす乱流をその整流で引き込める、そしてリヤウィングに当る空気の流れを綺麗に効率よくするって感じで。

でも、これが流行したらやだな〜。カッコ悪いし…すでに、ネットなどではXウィングと同じ運命ではとの予測記事も流れてますが…同感と思っていた。

特にルノー、この前からBAR型のサイドポンツーン前部のカナードつけたから、サイドポンツーンがカナード翼端板、チムニー、ミニウィングでニョキニョキ状態になってた。これにBMWのまねすると、更にニョキニョキ度がアップする…それはそれで見てみたい気もしたんで、採用後に禁止にしたほうが面白かったなぁ(無責任発言)。

今回のFIAが素早い対応したのは、他チームが開発採用してから禁止したんじゃ、其の分の開発費用が無駄になるからそうなる前に動いたんだね。

似たような話ではXウィングがあったね。あれはマクラーレン以外は殆ど採用したんだよね…とどめはアレジがXウィングにピットのエアホース引っ掛けた事でFIAが危ないから禁止ってお題目を持てたんだけど(まぁ本音はかっこ悪いから)…こんどのは……なんと、ドライバーの視界に悪影響って事で禁止になったそうです。

ちなみに、フランスGPでは、あのウィング、ジャックの感想ですが特に視界の邪魔にはならなかったそうです。

そーいえば、Xウィングでかわいそうだったのはティレル…最初に始めたティレルはXウィング有りきでエアロのデザインしてたから禁止になってバランス取れなくなっちゃったんだよね。他チームは後付けポン付けだから元に戻るだけだったけど…