不幸中の不幸?幸?

さてさて、やっと新型SA06コンプリートがトルコGPというシェイクダウンを経て、初の合同テストフル参加をこなし今回のイタリアGPとなった訳です。
金曜日には期待通りにモンタニーが全体で10位ってタイムをたたき出し大いに希望を持った…と思ったら直ぐ近いタイムでミッドランドも居たんで、やっぱまだ判らんな〜って感じ。

で、琢磨車はやはりトラブル…油圧や電気系ってのもインストレーション・トラブルでSAF1の場合致し方なしって感じ。

ここでのポイントは、前回も今回も、琢磨車のフロアが剥離するってトラブル…そんなトラブルしょーもないって見方は当たり前だが、私は違うんだねぇ。どうも、このフロアの剥離の原因が、ダウンフォースによる物らしいんだ。これは、SA06のフロントデザインが変更されボディ下面の流れが綺麗になってダウンフォースが増加…この増加が予想以上でフロアが剥離…。
また、SA06のフロントになって、あの強引なカナードもなくなった。これだけでもSA05以上のダウンフォースを得てドラッグは減ったって証。その上でフロアが剥離するほどのダウンフォースって事はSA06のエアロ・デザインは成功したのかもしれない。

ところで…SAF1ってば来年のマシンは????。まぁ、来年のレギュレーションは変更が少なくリヤのディフューザ付近のクラッシャブル構造の強化位しか問題視されておらず、他チームでも大きな変更はなさそうだから…。まぁ再来年になればチーム間のマシン売買が可能って線が濃厚だから、来年もSA06CとかDで我慢かなぁ。