開幕戦の感想 その1

ばたばたしてて、1週遅れです…


とりあえず、スーパーアグリの完走はおめでとうです。

琢磨の完走には二つの大きな意味があると思う。一つは128日で発進した急造チームが完走できた事、しかもあれだけドタバタしながらも、4周遅れで済んだ事はチームの自信とモチベーションにつながりながらも、ピットワーク・ラジオ等の問題点もはっきりと見えたこと。


もう一つは、我慢の走りで完走を勝ち得ることを覚えた琢磨のドライビング…昨年はチーム不振のプレッシャーからかひたすら突貫小僧と化して評価を下げてしまった彼に、このマシンはゴールしなければ成績にならないという事を再認識しSAF1のリーダーシップを発揮できそうな状況はなににも代え難いことだと思う。これで、SAF1でポイントでも取れれば琢磨の評価が、また2004年と同じ以上に戻るとおもうなぁ。
それと、琢磨はBARに居た時より表情が良いなぁ。BARの頃はなんかとってつけたような営業スマイルってかんじだったけど笑顔が自然な感じ。


アグリさんは完走を喜びながらも「やっぱり、レースに来たんだから、レースをしたいよね」と本音もちらりと漏れていたようです。


後、心配なのは井出選手のテンションの低さかな…。でも、セパンはFポンやSGTでレースしてるから他の若手F1レーサーよりも走ってるかもって事がプラス要素だねぇ


さて、予選から振り返って見ると

予選、面白かったです。関係者・ドライバー・ファン、概ね好評だったようです。純粋に速さだけを競う予選が帰ってきた感じです。
特に第1ピリオド終了間際。ライコネンのクラッシュでセッション中断…しかし、時間はその分の延長が無いので残り4分で再開時で全22台がコースインしてのサバイバイル。これは面白い。第2ピリオドもそれなりだったし、第3ピリオド終了間際のフェラーリ2台とバトンの鬩ぎ合いとか、おまけにタイムアップは無かったけどバトンは2ラップ連続でアタックかけていたしね。


ただ…第3ピリオド序盤の消費走行はどうだろう…スタート時の積載量のためにアタック時に軽くする為に燃料を消費するってのはモズレー自らが資源問題に触れている時に…取り合えず、第3ピリオド生き残り組みは前もってレーススタート時の積載量をFIAに報告し、予選終了後にその量にして予選中は積載量自由でいいとおもうけど。


今回、シューミがPP回数でセナと並んだ…予選変更後でよかった…去年までの予選なら戦略と天候、予選走行順(前回のレース結果も)でのグリッド決定要素が大きく、純粋な速さでのポールとは言えなかったから、今のイコールコンディションで勝ち得たポールでセナの回数に並べたのは意味合いが大きく違ったんじゃないかな。

で・・・長いので、その2に続きます。