ついでに語る種運のラスト

放送終了時はすぐに書くとネタばれになる可能性もあって書かずにいて時期を失っていたんです。


レイがデュランダルを撃ったのは良いけど、あのままレイがグラディス艦長やデュランダルと共に残ったのは不満…キラの言葉で揺れて出した答えでデュランダルを撃ったのなら、その後、レイとしての人生を歩むのがキラの言葉への正しい答えと思う。


それにグラディス艦長がデュランダルやレイと共に残ったのも不満…確かに、彼女にとってデュランダルは運命の人だった。それに、フェイスに選ばれたあたりから、彼のシンやアスランの対応に疑問を感じつつ止めるどころか従った責任もあるのだろうけど、彼女に子供がいるという一点で残ってはいけなかったのではと思っているんですよね。


まぁ、マリューさんが今回はハッピーエンドだったから善しとしますが…これは、種のエンディングではマリューさんは泣いていたけど、種運のエンディングでは微笑んでいたので予想通りだった人は多かったでしょうね〜。


じゃ、ほかのキャラはというと、キラはいいです、あれで…。
なんとなく、富野路線の集大成って感じをもっています。もちろんガン種は富野作品ではないのですがサンライズという木の幹として、ショウ・ザマ → カミーユ → キラって印象なんです。


Z本放送中後半にあるアニメ雑誌で富野監督(当時)のインタビュー記事で、その記者が「最近のカミーユは、ダンバインのショウと印象がだぶる事があるのですが」という質問に対して(この記者さん、なかなか鋭いと思ったよ。私も同感だったから)、富野監督はそれを肯定し「ショウにさせたかったけど不完全燃焼だった部分をカミーユに受け継がせた」というニュアンスの返答をなさっていたんですね。


ちなみに、ダンバインはその後、OVA、ノベライズ化されましたが、いづれも主人公はショウではなく(特にノベライズはほぼ同様設定にもかかわらず)。これは、ショウが不完全燃焼だったからか、ショウはそのすべき事を作品中でしてしまったから監督が他のキャラを使ったのかは私には分かりません。


ただ、富野監督にとってガンダムは「たまたま手に入った宝物(ガンダムが出来た経緯を知っていれば納得できる表現、たまたま昨晩のフジTVのニュースでもこの台詞を使っていました)」に対しダンバイン(バイストン・ウェル)は「自分がおなかを痛めて生んだ宝物」って差があり、それがショウが作品化されない事と関連が在るのかなって気はしています。


しかし、ショウがバイストン・ウェルに還らなければ(あえて還ると表現しています)、カミーユが酸欠にならなければ…キラになったのかなって感じ。これは、ガン種の終盤から感じていたんですよね。って考えすぎか。


そのほかの感想としては…
・ちょっとサービスシーンが無意味にあるかな…嫌いじゃないけど(^^ヾ必要もない
・人、死に過ぎ…強力兵器がでれば人は死ぬけど、核が使えりゃ即使うって程に人は愚かじゃないだろう
黒い三連星…あれはあれで私的にはOKなんだけど、せっかく出したのなら、あの3人のバックボーン(なぜラスク陣営に入ったかとか)をもっとやってほしかった
アスラン…クワトロさんになりそこね…で、オネーチャン関係はどーすんかね〜。クリスマスの特番でなんかあるのかな