10月14日の会合

FIAのF1の会合が行われるのは知っていたけど、そこで発表された2008年からの空力のフォーマット…もう、ビックリだね!!(ここ、パペマペのウシ君調で)


FIA発表のイメージ画像はこちら
http://www.fia.com/resources/images/1782256506__CDG_graphic.jpg


CDGウィング(Centreline Downwash Generating Wing)と名付けられた方式です。目的はダウンフォースの削減もですが、オーバーテイクの増加の方に主眼が置かれているそうです。これは、FIAAMDとF1RacingとでアンケートでF1ファンが一番望んでいるのはオーバーテイクと言う事で、FIAAMDがいろいろとシミュレートした結果、オーバーテイク時に後続のマシンのフロントの空力が不安定になる理由は先行者のマシン後部の中心部の空力が原因ということで、いささか短絡気味ではありますが、リヤウィングのセンター部をバッサリとカットしたと言う事です。なんとなくなるほどとも思うのですが…あくまでもAMDのシミュレートの結果からのみなんですよね…現在のCFDはかなりの物だけど、オーバーテイクはコーナで起きる事が多い事を考えると、斜め方向の空気の流れも重要だから2台縦に並べられるような風洞や実走してみないと…


しかし、この場合有力チームは左右のウィングを変えてくるって事が考えられますね…ここでチーム力の差がでちゃうなぁ。一応、現行のレギュレーションでもF1のマシンは原則左右対称なんだけど、チムニーや排熱デバイスフロントウィングなんかは微妙に左右違ってもOKだったから、左右のシンメトリもルール化しておかないとね


他にイラストで気になるのが、ディフューザが蓋されている点なんです。さすがに、今のF1でディフューザをなくしてしまうのは危険と思うし、いろいろなネットのF1関係のニュースでも報道はウィングとスリックタイヤばかりでディフューザの事は触れられていないのは、あれはイラストの表現だけなのかな…


と、一番、目を引いたウィングに話題が行ってしまいしたが、他にも2008年からはスリック・タイヤの復活も盛込まれていてFIAとしては、CDGとスリックに関してはチームの協力が得られれば2007年から前倒しで実施したいとの事(もちろん、スリックってのはワンメイク・タイヤが前提の話なんだろうな…)


また、来年に関しては予選のノックアウト方式とタイヤ交換復活が認められたようです…が詳細はまだちょっと


そーいえば、新規チーム参入に対する件の事項は全然報道されていないなぁ…