ル・マン、アウディ優勝

予想通りとは言え、今年のル・マンアウディが優勝しました。と、いっても今年の大きな話題はアウディのマシンがディーゼル・エンジンだったと言う点。確かに他のレースで既に実績を積んでいたと言ってもル・マンには初参加での優勝。


いろいろと環境問題がとりださされる昨今、これはいろいろと考えさせられる点ですね。これから20年後…F1が今のままガソリンで走れるのだろうか…


私も以前書いたけど、現在の予選…概ね好評ですが、あの第3スティント序盤の燃料消費走行は一部から不評、なかには勿論資源の無駄という声もあります…某雑誌ではF1で省エネをうたう事自体ナンセンスって論評もあって寂しかったのですが…


ディーゼル・植物系燃料・水素エンジン・ハイブリッド…いまからF1も先行研究位はしておかないと…といっても、目の前のエンジンに湯水のように資金を注ぎ込む事でそんな余裕もないし、今参加しているメーカーがそんな時代までF1を継続する保証も無いってのが現実なんですね…以前、マクラーレンがブレーキング時の発熱を何らかのエネルギーとして蓄えてってプランを打診した時にFIAはまったく相手にしなかったけど、去年の暮れあたりからFIAもそのような取り組みが必要とか言い始めて…FIAがF1だけみているなら良いけど「世界自動車連盟」という立場ではF1でも考えなければいけないと思うんだけど、どうも後手後手だなぁ。


まぁ、行き過ぎてまったく爆音のしないF1ってのも嫌ですけど。それでも、どこぞの環境団体などの圧力が大きくなる前にF1でも環境問題の取り組みをワーキンググループ化するってのは建前だけでもしときゃなきゃねぇ。


アウディVWグループはここ数年は毎年F1参戦の噂がありますが、ル・マンで優勝したアウディ曰く「F1は経費が掛かり過ぎてバカバカしい」との事…


ちなみに、今年の2位はやはり上位を予想されていたペスカローロで現スーパーアグリのモンタニューもステアリングを握っていました。おめでとう(^^