イギリスGP雑感

さて、久々のブログです。イギリスGPの感想です。

・フリー走行
…の話題としては左近君ですね…私はSAF1の3rdカーは賛成しきれない感はあるのですが、今回はファクトリーも近いしね。それに、結果的には今回レギュラーの2台がなにかとドタバタだったから3rdカーが在って良かったかも。なぜ賛成しきれないかは別コラムで書こうかと…あっ念の為、左近君に思うところがあるわけじゃないですから。

・予選
なんだろね…トヨタ、ホンダ…なんかピリッとしないなぁ…まぁバトンに関しては車検に捕まったってのもあるけど(イギリスGPでオフィシャルがイギリス人の足引っ張るのも…)。でも、今のホンダなら開始序盤でユーズド・タイヤでも第一ピリオドなら安全圏タイム位出せると思うんで、なんらかねぇ…。

それと、ヤルノの運の無さ…なんかトヨタってラルフ・ヤルノともに不運のスパイラルに突入している気がする。

・決勝
まぁ、今のF1の頂点がアロンソ、シューミ、ライコネンってのがはっきりと表されたレースって感じで…とくにルノー+アロンソが磐石過ぎって感じ。地上波では森脇さんがアロンソラジオをチェックしてくれて逐一報告してくれたんだけど、ルノーの勝つ為のディストネーションってハッキリとわかると思った。

さて、それに対して問題はホンダだなぁ…バトンが第一ピリオドでしかも19位なんて状態…フェラーリだったらここでエンジン積み替えてピットスタートって作戦変更すると思う。まぁ、ピットスタートってのは燃料を増やしてピットタイミングをずらすためなので、フェール・エフェクトの大きいシルバーストーンならわからないけど。結果論だけど、バトンのエンジンブローも避けれたかもしれないし…なにかホンダには物足りなさを感じるなぁ、チャレンジって感じなく中堅チームでポイント取れればって感触を受ける。まぁホンダは以前ルビーニョが琢磨に押さえ込まれたって悪しき記憶があるから、もしピット・最後尾スタートしてバトンまで琢磨に押さえ込まれでもしたらいろいろと問題もあるから避けたのかもしれないなぁ。ちなみに10位とリタイアと言うリザルトは第3期ホンダで(2台ともリタイヤ)を除く最低リザルトだそうです…

んー、後は3強の各"も一人"…勝利経験の無いマッサは、まぁあれだけど、モントーヤ、フィジコが…うーん、もともとむらのある人達だけど…でも、チームラジオのフィジコに対しての「去年の鈴鹿を思い出せ」はちょっと受けた…。この二人がピリッとしないのが先にも書いた「今のF1の頂点がアロンソ、シューミ、ライコネン」って印象を明確にしちゃってる気がする。ただし、後日判明したのが予選前にチームがフィジコの車のライトハイドをいじっちゃって…車高が下がりすぎて予選ではボトムしてたそうです。でもって、決勝前に車高を上げるほどの時間的猶予（サスのセッティング変えなきゃいけないから）が無い為にボトム防止のためにタイヤの空気圧を思いっきりあげて対応した為に車のセッティングが変わっちゃったそうです。…これで「去年の鈴鹿を思い出せ」と言われてもねぇ…

それでも、ルノー・フェラーリ・マクラーレンの3強がきっちりと上位6位を占める。残る入賞をBMWの2台がゲットってのも興味深い…従来のザウバーならシーズン序盤に表彰台手前位に位置するがシーズンが進むにつれてドロップしていく。やはり体制が(資金的に)高め安定し開発が継続できているって事なんでしょうね。

あと…これは駄目だろうと思ったのがスーパーアグリSA05のノーズのカナード…モナコから採用されたエアロ・デバイスで、カナードはSAF1以外でも採用しているチームも多々ある定番アイテムなのだけれども…あの仰角はないでしょう…モナコの時のまんまって…あれじゃ、ダウンフォースも獲るけど思いっきりドラッグも増えるから高速なシルバーストーンでは？？？？だよね。それほどダウンフォースが少ない無いってことなのか…一度つけちゃうと、別の物が用意できない台所事情なのかなって心配も…実際にモナコでもイギリスでもモンタニューが「オーバーステアでリヤのトラクションが掛からない」ってインプレを残しています。これはフロントのダウンフォースが強くてリヤのグリップが負けているって事で、あのカナードの影響って感じがします。

・GPDA
先のモナコのシューミの問題で結局シューミがGPDAの理事として残った事で、デ・ラ・ロサとジャックがGPDAの離脱を決めた。まぁGPDAは任意団体で強制・義務ではないのだけれどねぇ…ゲームや模型のメーカーが苦労するなぁ…ってことで本館のFAQにGPDAに関する記事をアップしました。

総括すると、3強は安定してきて、最後尾はMF1とSAF1の2弱、中間の6チームは生き残り順って感じが今シーズンの趨勢って事になるのかなぁ。もっちとトヨタ・ホンダに頑張って欲しいですねぇ。