アメリカGPタイヤ問題…意外な発言で感じた事

もう、アメリカGPのタイヤ問題に関して書かなくてもいいや…って思ってたんだけど、意外なニュースがあったので…
フェラーリのルカ・モンテツェモロ社長が「問題はミシュラン以前にタイヤのレギュレーションにある」とのコメントを述べたようです。

http://fmotor.nifty.com/f1/2005/06/post_62db.html

要点は
・レース中タイヤを交換できないという規則は、本来理に適っていないものだ。
・遅かれ早かれ、こうした危機が訪れることは避けられなかったと思う。また今回たまたまそれがインディアナポリスだったためさらに問題が拡大されたことも否めないだろう。

なお、シケイン設置に関しては
・サッカーの試合で突然ゴールを移動させるようなもの
とのこと…(^^;

もちろん、今回の原因はあくまでもミシュランであり、ミシュラン使用チームは安全面でリタイヤを決め、フェラーリ等のブリヂストン陣営にはなんら関係ないといえますが…例によって例の如く…今回のGPを開催する対策で9チームが同意したのにフェラーリのみが同意しない事も批判の対象になっていました。(まぁ、実際の詳細はまだまだ不明だけど、今回の件に限らず、フェラーリとジョーダンはも少しF1全体やファンの事を考慮し、他チームと協調してもって感じはありますね)

レースは勝つ為に参加しているので、フェラーリの姿勢は正しく、また同意についてもシケイン設置に関しては同意しなかったが、他の件(別のタイヤを使うなど)に関しては同意したものもあり、なんでもかんでも反対したわけでもないようです。

しかし、フェラーリという企業の立場からすると、この1チームだけ反対したというイメージはかなりマイナス…しかし、F1とフェラーリの歴史を振り返れば、それでも「我々はフェラーリ」で済ませてきていたし、また、それがフェラーリらしいともいえたのですが(^^;

現在、モンテツェモロ社長はイタリアの経済のみならず政界に誘われる人物で、マセラッティの再建等も担っていますから、あまり「我々はフェラーリ = 特別な存在」という事を押し通すような事も出来ない立場

なんか、こんな所でも時代が変わったな〜と感じてしまったオールド・タイマーな私…