アメリカGPタイヤ問題に関する「個人的」意見 --- その2

たまたま、知人がアメリカGPに行こうとしていて仕事の都合で行けなかったのを知ってて思ったのですが…もし、知人が行っていたら…。ちなみに、海外のF1に行くのはお金に余裕のある人とは限らない…一度は海外で見たいと思って貯金して行く人だって居る。そんな人達への補償はないだろうな…IMSCはすでに、その手の苦情はFIAミシュランへという事でサイトで双方のURLを提示したらしい…

300kmオーバーのマシンに対してペットボトル等を投げ込むのは言語道断、っていうか、本当のファンはしないこと…しかし、逆の視点から見れば、『F1を見に行くのがF1ファンとは限らない』って事の証…この人達は、もちろん投げ込みなどをしない人の方が多いはずって事も信じてるよ。そんな人達が今回のレースを見れば「F1はつまらない」ってなってしまう。

ミシュランのタイヤが全ての元凶、ブリヂストン及びBSユーザは無関係、FIAはレギュレーションを主張…これはこれでこの通りだけど、じゃファンにレースを提供する為の調整は何処でやるの?

安全やレギュレーションを全面に押し出せば、モナコやカナダGPの開催すら、すでに矛盾した存在になっている…けど、この2レースの開催を猛反対する人って少ないよね。その感覚が今回の件にはなかった…

どっちが悪いとかはファンに関係ない…それはFIAがどっかで裁定してくれれば良いことで、高い料金を払って見に行った人や眠いのにテレビの前で待っていた人には、ミシュランに恩を売りながらレースをさせるって事でFIAやF1が見直されるって事もあるとは思うんだけど…

かつてFISAFOCAの対立でコンコルド協定を結び調停を司ったエクレストンとエンツォが、それをきっかけにF1界での権力を増したことがあった…悪い考え方だけど、今回の件でFIAが上手く立ち回ればFIA対メーカー連合の流れもFIAに有利に持っていけるチャンスがあったんじゃないかな。奇しくもメーカー連合は皆ミシュランユーザーだったからね。

1チームが失格したり、リタイヤしたり…でももし、今回のレースでグリッドに付いたのが1チームだけなら…
しかも、更に問題は、今回の結果に政治力学を感じさせてしまう事が一番虚しいね

古館伊知郎の中継には一部のファンがウルサイって反感してた、ドラマのエンジンには嘘が一杯って叩くファンがいる。もっともだと思う…でも、それが楽しいってファンやファン予備軍だっているんだよね…ちなみに私もこの二つは好きだよエンジンは毎週見てるし。

そんな人達も楽しめるF1であって欲しいよね…