っていうか流言飛語

「来年の事を言うと鬼が笑うであります」と良く聞きますが…今のところのF1界の来シーズンの噂をまとめてみました。
まぁ、あくまでも噂のまとめですから、結果は全然違う事になるやもしれません。っていうか小針棒大?

ところで、鬼と言うと…私的にもう固執的にケロロの「泣いた赤鬼」を思い出してしまう…その回の冒頭で「泣いた赤鬼」の物語の荒筋を説明してたんだけど…最初はいかにも絵本チックなパステル調のかわいい絵での赤鬼と青鬼だったのが、途中から突然「赤鬼=シャアザク」「青鬼=ラルグフ」でアニメ調の絵に変わってるんだもん…(^Q^) 思わず大うけ…

っていうか閑話休題?

◎確定、○有力、△噂

・ウィリアムズ
BMWとの提携に陰りがあるが契約解消には解消決定から実際の契約終了までの一定期間が定められており、現段階で解消決定済みでなければ最短でも来年はBMW継続となる。が、この一定期間の長さは不確定情報で、来年の継続確定ともいえない。また、BMWはウィリアムズとの関係を資本的な面でもマクラーレンメルセデスのように深い関係を求めるが、フランク・ウィリアムズがあくまでも独立チームのスタンスを守りたい姿勢にもBMWは不満を持っていた様子。さらに、ミシュランバイロンモータースポーツ部門から外したがバイロン自身はF1での継続を要望していた事で、ウィリアムズが彼のリクルートを模索していた。これはBMWも強く要望していたが、結局バイロンがウィリアムズではなくトヨタに加入した事もBMWの失望をよんだ要因になったとも言われている。

○エンジン供給についてBMWトヨタ・ホンダ・コスワースの各メーカーと話し合いを持った事はウィリアムズも認めている。

△バトンのウィリアムズ移籍に伴い、バトンを気に入っているホンダがエンジン供給、タイヤもBSにスイッチ

△今期好調でもうすぐ30psUPバージョンも登場予定のコスワースがレッド・ブルのフェラーリ供給決定で、有力チームとの提携をもとめウィリアムズと契約を要望

△ウェバーは複数年契約で、ニックは単年契約でBMWの推薦であったため、実質的にウェバーが1st、ニックが2nd的(元々明確な区別はしていなかったが)だったのが、ここ数戦でのニックの活躍によりレース中のピット作戦などはニック優先にチームの対応が変わってきた。BMW離脱ならば、BMWはニックを同伴しザウバーへ、バトンとピッツオニアのどちらかが有力候補になるが、来年もBMW供給を受けるなら…。また、BMWの動向に関わらずウィリアムズチーム内でニック保留、ウェバー解除の声もとの噂も。・・・という訳で、今年もウィリアムズがストーブリーグの台風の目になる気配。

ザウバー
◎昨年途中からの脱フェラーリ路線が推し進められ、フェラーリ供給中止は決定的、BMWの供給がほぼ内定。現状ではBMWザウバーの資本関係が調整点と推察されている(BMWによる買収。BMWの大規模資本参加。エンジンの有料供給というパターンが巻がられる…が、多分、資本参加が有力。買収説もしくは、段階的に買収説も色濃く流れている)。

○今季ウィリアムズでウェバーを大きくリードしているニックは、元々ウィリアムズ入りもBMWのプッシュが強かった。その彼の今季の活躍はBMWも満足していて、さらに彼はBMWと同郷のドイツ人でもある。また、ザウバー・チームも以前ニックが在籍しておりザウバー・サイドもニックを気に入っていたがフェラーリ・エンジン供給の影響でニックを放出せざるを得ない状況にあった。ザウバーBMWへスイッチする事でニックのザウバー復帰はかなり濃厚。

△マッサは元々フェラーリサイドの要望での加入、ヴィルヌーブの今季の低迷。現レギュラーは両方とも来年は…一応、ザウバーはペイ・ドライバーに頼らずに運営できるので選択の幅は広く、クルザードの名もチラホラ…。ただ、ヴィルヌーブの契約は2006年までで契約解除に関してはヴィルヌーブサイドに主導権がある契約内容らしい。

・ジョーダン(ミッドランド)
△当初、フェラーリを有力候補にしていたが、フェラーリがレッド・ブルに供給決定したため、他を模索中…トヨタの継続も有力だが、3rdにルノーのモンターニュをレンタルするなどはルノーとの提携模索とも考えられる。車体開発を担当するはずのダラーラとは決別決定…この時期にエンジン・車体開発方針が決まらなければ…

アーバインによるジョーダン買収の噂、ただし、この場合はアーバインがオーナーとなっても買収金額はアーバインと関係のあるロシア実業者のグループから資金となる。これ関してはジョーダン創設のエディ・ジョーダンやエクレストン等からも歓迎の意向。しかし、ミッドランドはチーム売却の噂を否定また、アーバインからも「とりあえずチーム運営」というコメントから雇われボス(ルノーのブリアトーレ、フェラーリジャン・トッドのような)になるとの見方もある。が、騒いだだけで終わりの可能性が…

・レッド・ブル
○エンジンは既にフェラーリで決定済み。

○タイヤはBSへスイッチ、これはエンジン供給のフェラーリからのプッシュ。現状のBS陣営ではタイヤテストをきちんと消化できるのはフェラーリしかいない為に、テスト可能なチームをフェラーリ・BSとも熱望している。レッドブルがBSへスイッチしたばあいBS陣営のセカンドポジションが確保され(まぁ、ほっといてもそうなるだろうけど…)、またタイヤの使用費用などもかなりリーズナブルになるらしい(これは、フェラーリ・BSサイドの望むテスト体制が築け、コンコルド協定等の再にフェラーリサイドに同調するって条件付きと思われる)

○ドライバーは当初来年は子飼のクリエン、リッツィの若手二人とのコメントもあったが、シーズン序盤からのクルザードの安定した好成績にクルザード残留も濃厚になってきた…クルザードは当初、「来年は若手」コメントに遺憾を持ったということから残留希望と推察される…しかし、クルザードは来年以降計画されてるマクラーレンメルセデスの後押しの中東新チームのドライバーにも名が挙がっており今年のモナコGPマクラーレン・スタッフがクルザードがオーナーのホテルを利用するなどマクラーレンとクルザードの関係維持も悪くない。その場合は2006年からクルザードがマシン開発を担当し2007年から実戦参加との噂もあるが、現在好調で来年フェラーリエンジンのレッド・ブルで参戦できるなら中東チームのテストで一年を棒に振るより…さらに、メルセデスミシュランでの経験が長いクルザードはフェラーリ・BSにとっても有効と思える。ただ、チームの不安点を上げるとするならば、今季のRB1は旧ジャガースタッフが今までの自らの失敗を糧に昨年中にまとめ、その結果成果をあげたマシン。新体制となって作る来年の車もこの調子を維持できるマシンかどうかは凄く微妙。

フェラーリ
◎来年で契約が終了するミハエルに対して、チームは「契約の終了・続行はミハエルの望むまま」というスタンス。最近ミハエルが「若手に追いつけないなら引退するが、今季の低迷は僕が追いつけないって訳じゃない。引退はまだ考えていない」とのコメント。どちらにしろ来年はミハエルは契約も残っているので続投濃厚。今年の成績不調で引退説も多く流れるが、私の見方は逆かな、不調脱出してチャンピオンのまま引退ってのがシューマッハの希望のような気がします。

モナコGP以来バリチェロのミハエル批判がおきた、これは契約続行(2006年までのはずだが)が望めない事から発言との見方が有力。ジャン・トッド・ファミリーがマネジメントを担当しているマッサの起用も十分に考えられる。

○今シーズンのマシンからロリー・バーンは直接デザインではなく顧問的な役割にまわり、来年はさらにバーンの影響は少なくなりそうな気配…これがどのような影響になるかは不明…

トヨタ
◎元々ラルフは複数年契約でテスト時の彼のアドバイスなどがトヨタ内部で認められ、ヤルノもトヨタ初表彰台を与えるなどの活躍でドライバーは不変が濃厚。

◎一時期、BSがトヨタにラブ・コールを送っていたが…元ミシュランバイロントヨタ加入で、BSがトヨタに供給できればバイロンのBSにとっての存在は大きい。しかし、バイロンの知識をBSのためにバイロンを利用するより、現在のミシュラン・タイヤとマシンのマッチングに活用した方がトヨタとしてのメリットも大きい。また、トヨタサイドは昨年シーズンオフにミシュランに対し「もっとトヨタの意見もタイヤに取り入れないとBSにスイッチする」と言ってミシュランとの継続をした事実から、BSへのスイッチは当面無いと思われる。

マクラーレン
○イルモアのイリエンが契約終了で何処に行くかって事以外は、大した噂も無いようです…イリエンは一説ではホンダへと報道されていますが…。後は、ニューエィの今後はどうか後継者は育っているかってのが問題ですね。

・BAR
△ここの話題はバトンの移籍問題につきますね…それに関してはウィリアムズが重要になります。まず、第一にウィリアムズのシートが空く、第二にウィリアムズの搭載エンジンがどうなるか、の2点しだいですね。まぁ、ウィリアムズの所で書いた状況が問題になるのですが…来年もBMWの場合、シートはニックが出るかどうかですし、BMWでは無い場合供給されるエンジンによってはチームの戦闘力もおちる場合はバトンも移籍の魅力が無いし…。

○もしバトンが移籍した場合はデビットソンが自動的にレギュラー昇格し、琢磨は残留というのは基本路線だと思います。

ルノー
○とりあえず今年の快調さから、ゴーンからの継続内定も出ているようで体制に大きな変更は無いと思いますが…フィジコが持ち前の運の悪さを発揮中だから…

ミナルディ
△…たぶん、来年も頑張る…きっと来年もコスワースが濃厚、もし、コスワースが他チームに供給しなければコスワースの最新スペックが使えるという話もありますが…反対に有力チームに供給できなければコスワースのF1撤退って話もあるので(ちなみに、もうすぐ登場の30psUPバージョンは当面ミナルディには載らないようです)。

◎ドライバーは例によってオークションでって事になるので現在は予想不能ですね…


で、こうやってまとめてみると、来シーズンの体制はまたもウィリアムズが中心で、それにザウバーが絡んでから他がって感じですね…後は今のF1では「契約期間が…」などという問題もどうなるかわかんないって事も多いんですよねぇ