ハンガリーGP

今回、ジャンク・スポーツのMCの浜ちゃんがゲストで出演していましたね。本人はともかく、あの妙に似ている浜ちゃん人形は、表参道のSAF1の発表とかでも出現していましたから。
本来なら、芸能人関係が長々レース前にうだうだやると不評物なんですが、今回、おもろかったのでOKです。特にバーニーに接近した時に浜ちゃんがバーニーがF1のドンと知ると急に背を向けて小さくなっていたのが面白かったです。あと、レース開始後に実況に混じらなかったのも好印象(^^;

しかし、浜ちゃんのコメントでモーオタ以外の一般の人のF1の認知度ってのが逆に判った気がしますね〜。


さて、今回はウェットからドライへの複雑な天候が面白いレースを演出しましたね。久々に放送時間が短いと感じました。ハンガリーは、割と山間にあると思ったんだけど、雨が21回目にして初だったてのも以外でしたね。

レース全体はBSとMIの路面のウェット具合の相性でペースが変わっていき中盤までは全然展開が読めなくて面白かった。


にしても、やっぱ、今のF1でアロンソ・シューミ・ライコネンは別格って感じですね…特にアロンソ・シューミ…2台ともファースト・ラップのジャンプアップ…そして、アロンソは結局トップまで上がるし、シューミはフィジコと接触してフロントウィング破損での緊急ピットインしても終盤2位まであがるしね…結局2台とも無理が祟ったのかリタイアでしたが、それでも凄いなぁ…

ちなみに、7位のクビサがレース後の再車検でマシンの重量不足で失格になり、マッサとシューミの順位が1つづつ繰り上がって、シューミも1ポイントとれました。これによってアロンソとポイント差が10になり、もし僅差でのチャンピオン決定になった際は、ここが分岐点だったって事になるかもしれませんね。


さて、表彰台は、昨日、取り急ぎ書いたとおり、バトン&第3期ホンダの初優勝!!。混乱の中ではコンスタントに走った者の勝ちってパターンの証明のような展開でしたね(これは、またもしぶとくポイントを取ったクルザードにも言えますね)。
今回は棚ボタではないと思いますが、次はイコールコンディションでも勝てるってのが目標ですね。

また、マクラーレンのデ・ラ・ロサは自身が、BMWザウバーのニックはチームが初表彰台で、初物尽くしのポディウムになりました。

ただ、たまたまホンダの社長が来ていたけど、ポディウムにはフライか中本さんを上げたほうが…って思ったのは私だけかなぁ。


で、今回の目に付いた点…


・ホンダ…バトン&第3期初優勝
まずは、おめでとう。
今回は、予選でバトンは4位がエンジン交換で14位…仮にアロンソ・シューミが前にいたとしても6位にはなれていたから、3強に食い込めるだけの速さはあったんですね。
ちなみに、終盤のドライタイヤへの交換は、去年のスパのレースでドライタイヤへのスイッチが早すぎて優勝寸前で失敗の教訓を活かし、チームとバトンでラジオでの確認をしあっての上でのタイミングだったようです。
ちなみに、ルビーニョは戦略的にスタート時にバトンとエクストリーム・ウェザーを装着していたのがネックだったようです。結果が4位ってのを考えると、もし、同じタイヤだったら…んー残念


マクラーレンライコネンのクラッシュとデ・ラ・ロサの健闘
ライコネンに追突されたリウッツィはすぐにライコネンに謝罪したそうで、お互いにわだかまりなく終わったようです。
リウッツィは背後からライコネンが来た為にパスさせようと減速したのですが、すでにコーナーの脱出ラインを取っていて、そのまま減速しちゃった…ライコネンも、すでにコーナー立ち上がりで加速を始めていたし、ライコネンの意識は急接近してきたデ・ラ・ロサに向いていた為に予想以上のリウッツィの減速に対処できなかったって感じかな…リウッツィはコーナー立ち上がってから減速するか、ラインをインにずらしておけば…といっても、あのウェット路面じゃ急にラインをインに寄せるってのもかなりリスクがありそうだしねぇ…まぁ、お互いが喧嘩にならず納得したんでいいかな。
デ・ラ・ロサは、頑張ったなぁ〜上位陣3強総崩れの中で生き残ったし、これは来年シートに少しはプラス要素になるかも知れないぁ。ちなみに、チームは最短でもイタリアGPまではデ・ラ・ロサがドライブする事はレース前に本人に伝えていたそうです。


フェラーリ…BSのタイヤの凄さと首の皮
レース終盤…なぜ、もっと早くシューミがドライにしなかったのが疑問は残りますね…結果的にはリタイヤですけど…リタイヤせずに済んだと仮定すれば、デ・ラ・ロサが詰めて来た時にタイヤ交換していてもポデゥウム圏内って気がしたんだけど。
それにしてもBSのタイヤは凄かったなぁ、シューミのリタイヤ時のタイヤの映像…ほぼスリックになってた…もちペースはガクンとおちたけど、あれで、あんだけ走ってたってのは凄いね。
マッサは雨での経験不足って感じで…それでも、ポイント取れたからまぁ良いか〜。でも、フリー走行でマッサのメチャかっ飛ばしのタイムアタックルノーの焦燥を呼んだってのはあるかも知れないね。
しかし、最近またシューミの動向が引退側に傾斜した報道が多くなってきているけど、アロンソやフィジコやデ・ラ・ロサとのバトルを見ていると今年で辞めようかって人のバトルじゃないような気がするんだけど…気のせいかな??


スーパーアグリ
今回もエアロとかアップデートしたらしいけど、ちとわかんない…
ドライのデータすら不足していると思われるSA06でのウェットレースは…想像を絶する状態のような…
左近君は、またも一周リタイヤ…うーーむ…なんでも混乱を避けてハードブレーキしたらエンストしたそうです…今のF1にはアンチストールが付いてるはずで、簡単にエンストしないはずなんだけど…なんかスイッチでも間違えたのかしらん…(BARじゃバトンも琢磨もやってるからねぇ、バトンはフリー走行でやったから琢磨ほど認識されていないけど…)
琢磨車はクラッチとミッションの不具合…クラッチは、例の油圧系かもしれないなぁ…ミッションの方は何速か良くわかんないけど1つギヤがなくなっていて完走がやっとだった様です…はやく、マシンが完調になるのを望むだけです。
余談だけど、左近君は触れていたが、亜久里オーナー・琢磨からのレース後コメントにホンダの第3期初優勝おめでとうって事に触れられいないってのがパドック雀の話の種になっているらしい…


・レッド・ブル…振り向けば…クルザード
相変わらず、混乱したレースではしぶとく生き残りポイントゲット。ベテランの味を見せ付けるクルザード…今回はスタートからクビサシューマッハルビーニョ接触し、ツゥルーリとも接触寸前でマシンもボロボロな状態でしぶとく走りポイントゲット…まぁ、来年の契約も更新確実らしいし、やっぱ、ベテランにも走っていて欲しいものです。
ここんとこ来期についてウィリアムズ離脱のウェバーの名前が囁かれ始めクリエンがやばくなってきているかも…ただ、フランクがウィリアムズより上に行けそうなチームだからウェバーの希望を考慮してオプションを失効させたってのが本当ならレッド・ブルはその対象になるか…???まぁ、来年はフェラーリルノーエンジンだし、ニューエィ効果が期待できるからかな…


BMWザウバークビサ失格
ニックもクビサもスピンしたり他車と接触したりながらも頑張ったんだけど…クビサは7位チェッカーながらも不満足なレースだと自覚しているようです。まぁ、重量違反は本人のせいでもないから…今回のレースで合格かどうか…
因みにクビサの失格は重量を2kg下回った事なんですが、チームからはレース終盤にウェット・タイヤで引っ張りすぎて通常以上にタイヤが磨耗し、その分の重量だとコメントされています…確かに、ニックのマシンは問題なかったみたいだから個別の問題みたいですが、タイヤの磨耗で2kgって凄すぎ…
ちなみに、ジャックは、この後どうなるんでしょうねぇ…ハンガリー欠場決定前は「かつて、元チームメイトのデーモンとバトルをした事を思い出して、楽しみにしている」なんて事を言っていたらしいのに…


ルノー…珍しく良い所なかった…
アロンソが、序盤から攻めてトップにまで上がったから良い所がなかったって言うわけじゃないけど…結果としてね。
ルノーが2台とも無ポイントって久々だよね…アロンソ自体のリタイアってもかなり去年に遡るしね…
どうも、アロンソの不具合はリヤのホイール・ナットみたい…最初、ピットアウト時にマシンが思いっきり左右に振られたのはTVのコメンタリーと同感でドライタイヤが早過ぎたのかと思ったけど、直後の他車もドライにしてまともに走ったから????
で、駆動系のトラブルってレポートもあったけど、なにか、それにしては不自然な挙動だったんだよね…途中画面でタイヤあたりからなんか飛んでて、ナットか?って思ったんだけどタイヤは付いていたし。
どうも、タイヤが歪んで付いていたのにナットが締まったみたい…本来はタイヤがきちっと嵌らないとナットが締まらないし、最後のロックも出来ないはずなんだけど…出来ちゃったみたい…ただ、ホイールがハブに噛んだかなんかして逆にタイヤの脱落にはならなかったのが不幸中の幸いですね(タイヤがキチンと付いていて、ナットが外れたら、外れるまでは普通のレーシングスピードで走って突然タイヤが外れるから、結構怖い)。
フィジコもなんか良い所なかったなぁ


トヨタ…なんかちぐはぐ
今回もヤルノが白煙噴いたなぁ…なんか、BARの2004年の琢磨みたいに、ドライバーが悪くないのに特定ドライバーだけがエンジン壊れるパターンに陥っているんだろうか…どうも、二台揃って完調って事がないなぁ…2台揃って低調ってのはあるけど…うーーーん