ミナルディ売却

いつかは…と、思っていたけど…まさかレッド・ブルが買うとは
まぁ、下手な一見さんが買うよりは良いけどねぇ…問題は「ミナルディ」って名前が残るかどうか!!

現状の情報では2年間はファクトリーをイタリアに残し、スタッフも引き続き。ストッダートに関しては「チームは彼を必要とするはず」と言うコメントを出しています。それ以外はチーム名はどうなるか等はまだ未定のようです。

2007年までは、設計は同じでも自チームで作成したマシンで参戦する義務があるので形だけでもイタリアに残るようですが、2008年からの他コンストラクターのマシン買取で参戦できるようになれば、本当にマシン作成の設備は不要になるので離れている必要も無くなってしまうんですね…

今までミナルディは数人のオーナーに渡ってきましたが、今までは譲渡契約に「名称を変えない」と言う一文があったようですが、今回は不明ですがレッドブル側の「2008年からはオープン」って台詞から、もっても後2年なんですよね…
また名称もそうですが、今まで創始者のジャンカルロ・ミナルディおじさんがなんらかチームの幹部として留まってきたのもこれまでかもしれませんね…

ミナルディには右京や中野が乗ったし、トルゥーリ・アロンソ・ウェバー等など今をときめくドライバー達の入門チームとしての役割も果たしてきたし…

そうそう一時期は、マルティニの活躍でフロントランナーになりかけ、その成果かフェラーリ・エンジン搭載したこともあります。
もっとも、この時期のフェラーリ搭載には裏があると私は推測(邪推?)してるのですが…
それは…


〜〜〜〜〜 以下おもひで話っていうか推測。っていうか針小棒大? 〜〜〜〜〜

マクラーレンホンダが最強でフェラーリがそれに挑んでいた時代…
それまで暫くの間F1のタイヤ・サプライヤーはグッド・イヤー・オンリーだったのですが、ピレリの参入が決まります。
有力チームは今までの実績と経費の面からGY継続を決めていました(一社供給ではGYも経費がかさむ為、マクラーレンフェラーリの上位チームは無料だが下位チームは有償提供だった)
ピレリはとりあえずは供給先に無償提供を決めていたので資金的に苦しい下位チームは性能的な面はさておきピレリと契約していきました。

この年…マクラーレンにエンジンを供給していたホンダは暫定的に使用していたV10からV12へスイッチし、それまでのV10を中嶋悟が移籍したティレルに供給します。

ここで、フェラーリは不安になるわけです…もし、ピレリの性能がGYを上回ったら…そこで、前年まで調子を上げてきたミナルディ(くしくもイタリアンチームで、調子を上げてきた同チームに同じイタリアのフェラーリがバックアアプすべきとのイタリア国民の声も多くなっていた)にフェラーリ・エンジンを供給を決定します。

それにより、万が一ピレリが大幅にGYの性能を上回っても、ティレル・ホンダとミナルディフェラーリの代理戦争が行えるわけです。

と、以上はあくまでも私の邪推ですので…

ちなみに、結果はと言うと…ティレルミナルディもそれまでの使用したV8からホンダ・フェラーリの高性能マルチ・シリンダーへの対応が上手くいかず、稀に良い時があった程度だったのが残念です…また、ピレリのタイヤも予選ではなかなかだったのですが、決勝では足を引っ張ってしまった面もあったと記憶しています。